
この記事ではライザップグループの直近の業績やチャート、その他の要因から今後どうなるのか推測してみたわ。
サクッと読めるからぜひ最後までお付き合い頂きたいわ。
先に結論だけ伝えておくけれど、今のところは「コロナ対策に期待」ってところかしら。
コロナ対策の目途がつかないうちに買うのは少し不安ね。
ただ個人的には買いね。収益構造の改善が良かったわ。

一時はダイエットジムと言えばライザップグループ一強でしたが、ここ2年は赤字決算が続いているようですな。
このコロナを受けて今後の対策に注目ですぞ。
問題解決を図るよりも、新しい機会に着目して創造せよ。
ピーター・ドラッガー

現代経営学の発明者と称される人の格言よ。このコロナで出た問題をピンチと取るのか、新たなビジネスチャンスと取るのか。
これからもライザップグループの腕の魅せどころね。
まずは簡単に会社概要だけ説明しておくわ。
特色 | 減量ジムやゴルフレッスンの「ライザップ」、美容・健康通販を展開。経営不振企業を相次ぎ買収 |
連結事業 | 【連結事業】美容・ヘルスケア34(1)、ライフスタイル25(-1)、プラットフォーム41(-6)(2019.3) |
上場年月日 | 2006年5月30日 |
決算 | 3月末日 |

詳しくご覧になりたい方はこちらからご覧ください。
ライザップグループIR情報(https://www.rizapgroup.com/ir/)
ライザップグループについて
業績(17年~20年)

じゃ、さっそく分析の結果を説明していくわ。

業績 | 売上高 | 営業利益 | 純利益 |
17 | 95,299 | 10,212 | 7,678 |
18 | 136,201 | 13,590 | 9,250 |
19 | 222,500 | -9,388 | -19,393 |
20 | 202,934 | -752 | -6,046 |

これだけ見ると2018年がピークね。
というか、2019年の業績どういうことなの。
今年よりひどいじゃない。193億円って。
今年の60億円が可愛く見えるわ。

ライザップグループは2012年に開始したボディメイク事業で爆発的に成長したのじゃ。一方で事業拡大のために業績不振の割安会社を買い占めた。
その結果、皮肉にもぜい肉ばかりついた会社に成り下がってしもうたのです。

あらあら、それじゃあだめね。てことはこの193億円の損失はダイエットの結果ってことかしら?

グループ全体で1,000あった店舗も219店閉鎖したそうですな。

そうなのね。じゃあ今年は勝負の年でもあったわけだ。
20年の業績について



売上収益は200店舗を閉鎖した割には前期比96%となかなかね。それに営業利益も昨年の▲83億円に比べたらコロナ禍もあった中で▲7億円は良い数字なんじゃないかしら。

最後の欄の帰属当期利益を見ても昨年より+13億円となっておりますな。
いかに今までに不要な買収を行っていたかが如実に表れましたの。

次にRIZAP関連事業の売上高を紹介するわ。


2月に千葉県のフィットネスクラブでクラスターが発生したのを皮切りに入会者数が前年比に比べて急激してるわ。それを考慮するときちんと右肩上がりなのね。

次は各グループの営業利益ですぞ。単位は(百万円)になるのでお気を付けてくださいませ。


MRKホールディングスはブライダル関連事業がコロナの影響で収益が悪化したものの、販管費抑制によって大幅増益を達成したわ。

HAPiNSも減収減益しているが、収益構造の改善でなんとか黒字じゃ。


JEANSmateもHAPiNSと同じ理由ね。収益構造の改善で黒字よ。

IDEAインターナショナルはコロナの影響があったものの全体の販路バランスが良かったために前年並みの売上を維持しておる。また、EC事業売上高が過去最高を達成したそうじゃ。


構造改革により大幅に増益。
コロナの影響がありつつも3倍はすごいわね。
トレカ専門店などの体験型の店舗が良いみたいよ。

こう見ると、なんだか将来性はありそうな気がしますな。
チャート分析と配当&優待


まずは日経平均と照らしてみるわ。
2018年には大きく上昇したもの、経営不振からずっと下振れね。
コロナ暴落からほぼ持ち直した日経平均に対してライザップグループは未だに低い位置だわ。



さらに直近で見るとこんな感じね。
あら、153円ラインにちょっと挑戦してみたいわね。

確かに、2019年の経営不振から考えると業績自体は良くなっておりますからな。ただ、相場に反映されてないのがなんとも。

そうね、コロナ対策ができていない以上これからくるかもしれない第2派が怖いものね。
ただ、ポジポジ病のわたしは勝負してみたいわ。

値段もお手頃ですしな。

次に配当金ね。

残念ながら配当金は経営再建によるコストとコロナ禍による先行きの見通しが立たないことを理由に未定となっております。

そ。まあ仕方ないわね。次、優待よ。



あら、カタログギフトとはいいじゃない。

保有している株数によってポイントがありそれを利用するみたいです。例えば100株保有でしたら2,000P以内の商品を選べるみたいですな。

400株なら6,000Pもらえるみたいね。ざっとカタログ見たら化粧品系なら400株あればポイントでもらえそうよ。

これは優待が楽しみな工夫ですな。

次はコロナを受けてこれからのライザップグループの見通しよ。
コロナを受けてさらに成長するか!?ライザップグループに期待


で、当たり前なんだけどライザップグループも対面サービスから非対面サービスにも力を入れていくそうよ。

さっそくやっているのがライザップによるトレーニングのオンラインセッション化ですな。すでに会員の4割が利用されているようです。

あとは、お客さんと社員向けの抗体検査ね。もちろん無償よ。

今後の営業再開を見通してですな。

ええ。でもこれだけじゃちょっと心許ないわよね。オンライン化でも顧客が満足してくれてるなら店舗数も減らしてもいい気がするわ。

オンライン化でも差別化が必須ですな。

まあね。ライザップといえば高額ながらもしっかりと痩せさせる結果と本気になってくれるサポートが顧客の満足に繋がってる理由よね。
オンライン化による距離感が開くことで距離感が開かないといいけれど。
開いてしまったら別にもっと安いサービスなんていくらでもあるからね。

そうですな。これからは再び賢く柔軟な戦略がとれる企業が覇権をとりやすい時代になりそうです。今年一気に株価が上昇する銘柄も現れそうですな。
結局ライザップグループは「買い」なのか!?

そうねー。個人的にはまだ不安なところもあるけれど値段的に買いたいわ。優待のカタログも魅力的よ。
それにわたしは生粋のギャンブラーなの。

おやおや、ギャンブルではいつか破産してしまいますよ。

ま、そこは早めの損切りで逃げ切るわ。

もう少し様子見でも構わないかもしれませんな。

確かに焦る必要はないわね。今は直近でみても下げてるから上げ始めたら買おうかしら。
今年一年に期待大よ。

オンラインサービス系の事業を分析してみるとどこかでつながるかもしれませんな。
また、分析しましたら教えてくださいな。

もちろんよ。ただし、これはわたし用なの。間違ってても文句は無しよ。
それでも読んでくれる方はぜひTwitterをフォローして頂戴。更新したら掲載しているわ。
コメント